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Napa9-SPG

強力な新規免疫賦活剤開発への挑戦

既存の予防療法は癌の再発や、感染症の発症につながることもあり、必ずしも患者の予後改善に十分な寄与が出来ていないことから、この点からもより安全性の高い予防薬に重要なアンメットニーズがあります。

 

Napa9-SPG 概要

NapaJen Pharmaは新しいがん免疫療法薬としてだけでなく、新型コロナウイルス・ワクチンのアジュバントにもなり得る新薬として、TLR9アゴニストのNapa9-SPGを開発しています。現在、Napa9-SPGは非臨床開発段階にあります。

がん免疫療法での適用
TLR9アゴニストは腫瘍周辺の免疫細胞を活性化する働きが知られています。
腫瘍周辺の免液細胞を活性化することにより、抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬などの多くのがん治療の効果をさらに高める可能性があります。
Napa9-SPGは、in vivoおよび in vitroの非臨床試験で既存のTLR9アゴニストより高い IFN-α誘導能を示しています。また、Napa9-SPGは細胞障害性T細胞を強力に誘導する事も確認されており、極めて高いTLR9アゴニスト活性を有しています。

ワクチンアジュバントとしての適用
TLR9アゴニストは、液性免疫、細胞性免疫ともに活性化する能力が示されていることから、ワクチンアジュバントとしての効果が期待できます。非臨床研究でNapa9-SPGは他のTLR9アゴニストより高い免疫刺激活性を示しました。なお、Napa9-SPGは非臨床開発を実施中ですが、新型コロナウイルス用ワクチンを含む様々なワクチンのアジュバントとしての臨床試験に向けて開発を行う予定です。